堀田修クリニック

医療法人モクシンとはAbout Mokushin

医療法人モクシンの由来Origin

私たちは「木を見て森も見る医療の実践」を理念に掲げ、東日本大震災のあった2011年に堀田 修クリニック(HOC)を開設しました。

生活習慣の問題点や病気の根本原因を探り、患者さんの症状や検査値の異常に対する対症療法のみでなく、患者さん一人ひとりに対して可能な限りの根本治療を行うことが「木を見て森も見る医療の実践」です。この木(モク)と森(シン)が医療法人モクシンの名前の由来です。

特 色Feature

「木を見て森も見る医療の実践」

近年、医療は細分化と専門化が進み、高度な先進医療が注目を浴びています。先進医療が多くの患者さんの命を救っていることは紛れもない事実です。
しかし、その一方で糖尿病、高血圧、高脂血症などの生活習慣病や慢性腎臓病などの慢性疾患は医学の進歩にもかかわらず減少するどころか増加し続けています。それには検査の数値に焦点を当てた対症治療にのみ注目が集まり、病気を引き起こしている根本原因に対して十分な対応がなされていないことが関係しています。この状況は「木を見て森を見ず」と椰楡されていますが、将来、どんなに優れた新薬が登場しても木を見て森を見ない対症治療で慢性疾患を克服することはできません。

当院では対症治療のみでなく、一人ひとりの患者さんを生活習慣、生活環境を含めて丸ごと診療して根本治療を可能な限り目指します。これが私たちの掲げる「木を見て森も見る医療の実践」です。

病巣感染(炎症)の診断と治療

体のどこかに慢性的な感染や炎症があると、それ自体はほとんど自覚症状が無くても、遠く離れた腎臓などの臓器に炎症を引き起こしたり、糖尿病や動脈硬化を悪化させる原因となります。

この現象を病巣感染(炎症)と言いますが、扁桃、虫歯・歯周病、上咽頭(鼻の奥)が頻度の高い部位です。根本治療を行う上で、この病巣感染(炎症)の概念は極めて重要です。

当院では、病巣感染(炎症)の診断・治療に実績のある耳鼻科・歯科とも連携をとりながら病巣感染(炎症)の徹底した治療を行います。

患者さん一人ひとりの特性に合わせた療養指導

多くの疾患には遺伝的素因と環境因子の両方が関与しています。生まれつきの遺伝的素因は変えることができませんが環境因子は改善することができます。

例えば「糖尿病で肥満」→ 「減量が必要」→ 「カロリー制限+運動」というワンパターンな療養指導では患者さんは長続きしません。患者さん一人ひとりに対して環境因子の根本的な問題点を患者さんとともに掘り下げることから始めなければいけません。

また、医食同源と言われるように食養生は言うまでもなく重要です。そして、食と並んで生きてくためには欠かすことのできない空気を取り入れる呼吸も実は極めて重要です。生活習慣病や慢性の免疫病の患者さんは健康を損ねる「口呼吸」の習慣を持っていることが多く、当クリニックでは「口呼吸」を「鼻呼吸」に改める積極的な指導を行います。

当クリニックが扱う疾患

当クリニックでは広く内科一般の診療を行います。中でも、慢性腎臓病と生活習慣病(糖尿病、高血圧、高脂血症)の治療が主体になります。また、膠原病などの免疫疾患や喘息、アトピー、花粉症などのアレルギー疾患、そして、慢性疲労症候群、自律神経失調症、頭痛めまいなどの機能性身体症候群なども当クリニックの理念である「木を見て森も見る医療の実践」により、対症治療を併用しながら根本治療を目指します。

詳しくは診療内容のページをご覧ください。

当クリニックにおける患者さんの立場

当クリニックでは医師・コメディカルは患者さんとともに「病気の克服」を通じて「患者さん一人ひとりの生涯価値を高める」ことを目指します。つまり、患者さんは同じ目標に向かう、医師・コメディカルの同志です。

例えると、患者さんは医師・コメディカルと共に同じ曲を演奏するオーケストラの一員です。しかし、肝心の患者さんに演奏する気がなければ残念ながら楽曲を奏でることは出来ません。ですから、当クリニックでは患者さんに積極的に演奏に参加する姿勢が期待されます。

したがって、医療は「究極のサービス業」ではありますが、当クリニックでは、クリニック側がサービスを提供する人、患者さんはサービスを受ける人(お客様)という関係はありません。ですので、当クリニックでは「患者様」という言葉は使用しません。

医師紹介Doctor introduction

院長 堀田修
院長堀田 修ほった おさむ

医学博士
特定非営利活動法人日本病巣疾患研究会 理事長
IgA腎症・根治治療ネットワーク代表
日本腎臓学会評議員
東北医科薬科大学腎臓内分泌内科臨床教授

1988年IgA腎症の根治治療として扁摘パルス療法を考案。
2001年、2002年扁摘パルスにより、早期の段階に治療介入を行えば
IgA腎症が治りうる疾患であることを米国医学雑誌(AJKD)に報告。
その後は同治療の普及活動と臨床データの集積を続ける。

扁桃、上咽頭、歯などの病巣感染(炎症)が引き起こす様々な疾患の臨床と研究を行う。

趣味:スキー

特定非営利活動法人日本病巣疾患研究会

IgA腎症・根治治療ネットワーク

副院長 家入伯夫
副院長家入 伯夫いえいり のりお

医学博士
日本腎臓学会腎臓専門医
日本内科学会認定内科医
元仙台社会保険病院 腎センター医長

1999年山形大学医学部卒
2001年より10年間にわたり、仙台社会保険病院で腎臓病、生活習慣病、免疫病を中心とした患者さんの治療と臨床研究を行う。

趣味:チェロ演奏

【家入副院長からのあいさつ】
毎日の暮らしを支える医療をはじめ、将来の良き人生へのお手伝いをさせていただきながら、HOCを受診される方々の幸せを一番に考え、スタッフ共々診療したいと存じます。
皆様ご自身も医療へ積極的に参加することで、より早く、より的確に目標を達することができることと存じます。「木を見て森も見る医療の実践」を御一緒に大きく展開していきましょう。